染色に役立つ用語や単位、繊維・テキスタイルの解説などの用語集です(用語辞典)。「な」~「の」で始まる用語を収録しています。
染料・染色用語辞典 な~の
染料・染色用語「な」
「なせん」・「なっせん」。一般に言う「プリント」のこと。染料や顔料を捺印したものを熱処理などで布に染着させる方法。
捺染は染色理論通りにはいかない。染色が染料と被染物の関係等を重視するのに対し、捺染は染料と生地との間に糊、スクリーンメッシュが介在する。浸染は染料と繊維素材を1対1の関係で考える。捺染は、染料、糊、スクリーンメッシュを束にして、3対1(繊維素材)で考えなければならない。
石油を原料とする合成繊維。
吸湿性が低く、早く乾き、お洗濯が簡単。
発色性に優れている
ナイロン66
通常のナイロンより融点高い。自動車用エアバッグ向けに展開する
泣き
染色加工で横線のようなムラが出ること。顔料染めは泣きがでやすい。
ナトリウム(Na)
・比重 0.97 ・銀白色,金属光沢のある柔らかい金属。・水と激しく反応して水酸化ナトリウムとなり水素を発生し発熱する。
・融点以上で空気中で燃え黄色炎。・空気中ですぐ光沢を失う。
・鋭敏な炎色反応。(黄色) ・加水発火性。
ナノプルーフ
東洋紡・トミヤアパレル・住友商事が開発した新しいVP加工による形態安定加工シャツ。吸水速乾性・抗菌性に優れている。(均一な架橋構造のため)
なめし加工の規制
ヨーロッパでは皮革のクロムなめし加工の規制が強まっている
ナフサ
原油精製(蒸留)時に発生する物質。 原油とガソリンの中間的な存在で、粗製ガソリンとも呼ばれる。
沸点は30~200度。日本の石油化学工業では原材料の6割にナフサが使われる。
エチレン、プロピレン、ブタジエンなどの石油製品の原料となるほか、 都市ガスの原料、燃料、ガソリンの染料の原料としても使われる。
ナフチルアミンNaphthylamine
ナフタレンの水素1つをアミノ基 (-NH2) に置換した化合物である。置換基の位置によって、α-ナフチルアミンとβ-ナフチルアミンがあり、β位の方はジアゾ染料の中間体として重要である。ナフタレンはβ位に置換反応をおこしにくいため、β-ナフトールから、亜硫酸アンモニウムを触媒として高温高圧下でアンモニアと反応させ、β-ナフチルアミンを得る。この反応をブッヘラー反応という。β-ナフチルアミンは尿路系に対する発癌作用があり、日本では労働安全衛生法によりその製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されている。
染料・染色用語「に」
硫黄の燃焼により生ずる刺激臭を有する気体。呼吸器を刺激し、せき、ぜんそく、気管支炎などの障害を引き起こす。
二酸化チオ尿素((NH2)2CSO2)
還元剤。テックライト。
鉄分による黄変や塩素系漂白剤による樹脂の黄変を回復させる。取り扱い上は他の還元剤のような危険性はなく、また硫化物の臭気も少なく、作業環境あるいは衛生上極めて取り扱い易い安全な薬品。二酸化チオ尿素自体は酸化も還元も示さない安定な化合物ですが、熱や水分が加わると徐々に分解し還元作用強いスルフィン酸を生成する。
二酸化マンガン(MnO2)
・比重 5.026 ・黒く重い粉末又は粒。
・塩酸と反応して塩素を,熱濃硫酸と反応して酸素を発生する。・強い酸化剤。
・触媒としてはたらく。・オキシドールと反応し酸素を発生
乳化
2つの互いに溶け合わない液体の一方が他方のひとつに細かい粒子となって分散する現象。
二硫化炭素(CS2)
メタンガスと硫黄を原料とする硫化物です。性状は、無色の液体で引火性が強く、有毒で劇薬に指定。 用途としては、ビスコース人絹、セロハン、ゴムの加硫促進剤、医薬品の中間体などに使用される。
染料・染色用語「ぬ」
染料・染色用語「ね」
染料・染色用語「の」
染料・染色講座 上級編 目次
染色処方とは料理のレシピみたいなもの。
「はかり」・「鍋」など染色に必要な道具について解説しています。
「浴比」・「%」などについて分かりやすく図解で解説しています。
実例だけでなく簡単に計算できる「染料自動計算フォーム」もあります。
微量の染料を誤差なく計量する方法について解説しています。
「折れ線グラフ」ぽい染色処方(レサイプ)の見方を解説しています。
「色あわせ」とも呼ばれる本番染色前の重要な作業について。
色の彩度を下げる?混色とは?について図でわかりやすく解説しています。
綿や麻やウール。色の付き方、縮み方。
各種繊維・テキスタイル(織物)の分類一覧表を掲載しています。
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