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染料 染色 用語辞典-か-こ

染料・染色用語辞典

染色に役立つ用語や単位、繊維・テキスタイルの解説などの用語集です(用語辞典)。「か」~「こ」で始まる用語を収録しています。

染料・染色用語辞典 か~こ

染料・染色用語「か」

カーゴショートパンツ(Jeans用語)
6ポケットのパンツで両サイドにポケットがあるショートパンツのこと。

カーシート用分散染料
高耐光堅牢性を要求されるためアントラキノン系を主体とした染料。価格は高い

ガーデニア(クチナシ)
植物性染料性状 常緑低木 原産地 日本~ベトナム。 果実は乾かして天然の黄色染料としてきんとんやたくあん漬けなどの着色に利用される。衣類の染料ともなる。

カーブベルト(Jeans用語)
人間のウエストはくびれているが、そのくびれに合わせて作られたウエストのパターン技術のこと。メンズ用ジーンズよりレディス用ジーンズに使われることが多い。エドウインのロンドンスリムは、カーブベルトの技術開発により、それまでのジーンズとは一線を画したシルエットとフィットを実現させた。

ガーメントダイ(Jeans用語)
デニム用に糸を染めてから製品化するのではなく、製品化後に染色する手法。製品染めとも呼ぶ。カラージーンズでは生成の糸で製品化してから各々の色に染色する場合が多い。生成だけでなくブルーデニムを色染めする場合もある。

ガーリッシュ(ファッション用語)
少女っぽいファッションを指す和製語。

回分式活性汚泥法(排水用語)
曝気槽で汚水を一定時間浄化処理した後、曝気を停止して活性汚泥を沈殿させて上澄液(処理水)を得る活性汚泥処理方法。汚水の投入と処理水の排出を、回を分けて行う方法である。曝気槽が沈殿槽を兼ねるために、装置が簡単となる。豚舎排水では、曝気式ラグーンやオキシデーションディッチ法に応用されている。汚水の投入と処理水の排出を別々行う槽を持っている連続式活性汚泥法と区別される。

界面
二つの相(気体と液体,気体と固体,固体と液体など)が接するときその二つの相の間にできる境界面を界面という

界面活性剤(かいめんかっせいざい)
せっけん、洗剤などのことで、親水性と疎水性の性質を持ったもののことで、水と油を混ぜる物質。用途により、浸透剤・乳化剤・分散剤・湿潤剤などに使う。

界面活性剤(陰イオン)
(長)タンパク繊維・ナイロンと酸性浴でつよい親和力
(欠)セルロース繊維に親和力を持たない

界面活性剤(アルキルスルホン酸塩)
(長)石鹸に比し、耐酸性・耐アルカリ・耐硬水性に優れる。コロイド性が小さいために洗浄剤に用いる

界面活性剤(アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム)
LAS(直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)に比して耐硬水性・耐酸性に優れ浸透剤・乳化剤として用いられる

界面活性剤(直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム:LAS)
(長)溶解性も良く・中性。耐酸性・耐硬水性・浸透性洗浄性が大きいため各種繊維の洗浄剤として用いられる
(欠)ビルダーとして 硫酸ナトリウム・りん酸ナトリウムが多く配合

界面活性剤(カルボン酸塩類)
陰イオン界面活性剤に分類される。いわゆる「マルセル石鹸」・弱アルカリ性・絹羊毛の精錬に使う
(欠)酸性溶液中で脂肪酸を遊離する
(欠)硬水で金属石鹸を生じて界面活性を減じる

界面活性剤(スルホン酸塩類)
陰イオン界面活性剤に分類される
(長)酸性浴で加水分解せず加熱しても安定

界面活性剤(多価アルコール型)
親水性が乏しいので乳化・分散剤に用いる

界面活性剤(非イオン)
水溶性液中で活性部分が電離しない親水基を持つ

界面活性剤(ポリエチレングリコール型)
水に良く溶け優れた界面活性・中性。イオン性界面活性剤に比し耐硬水性・耐酸性・耐アルカリ性が強い。ごく薄い濃度で界面活性を示すため湿潤・乳化・分散・洗浄剤として用いられる。
(欠)加熱してある温度に達すると急に濁る

界面活性剤(有機溶剤型)
羊毛の精錬に適している。繊維内への浸透が速い。有機溶剤は回収し繰り返し使用する。
トリクロエチレン・パークロルエチレン

界面活性剤(硫酸エステル塩類)
いわゆる「ロート油」・「モノゲン」・中性・羊毛用。
(長)溶解性・洗浄性・耐硬水性に優れる
(欠)酸性溶で加水分解・高温で分解

界面活性
二つの相が接するとき,その界面に一つの相に溶けている(二つの相の場合もある)物質が強く吸着し界面張力(表面張力)を低下させる現象

界面張力
2相(液体と気体又は固体と気体など)が接している境界面でその界面の面積を小さくする方向に働く張力のこと 。液体と気体の場合には表面張力ともいう 。

カウチンセーター(ファッション用語)
19Cの初め今から100年ほどまえに、カウチン族の村への最初の移民だったスコットランド人は、原住民に編物を教えた。

柿渋
柿渋とは渋みの強い渋柿を発酵させて抽出した液。柿の渋味が最も強くなる晩夏の頃に、まだ若い渋柿を収穫し粉砕した渋柿に水を加えて十分に発酵させた後、圧搾して渋液を搾る。この渋液を冷暗所で数年間寝かせて柿渋の原液が出来上がる。原液は寝かせれば寝かせるほど濃い色あいが出る。    染色方法は糸、布を渋液に浸し、よくしぼって陰干し乾燥させた後に天日干しをするといった作業を繰り返す。柿渋染めは日に当たるほど発色が濃くなり、染色と天日乾燥を繰り返すことで色の濃さを増す。 「柿渋染の特長」柿渋には防水、防腐の効果。柿渋は染色乾燥後に収斂性(*1)を発揮し、素材の強度を増す効果がある。*1:収斂性=引き締める性質
柿に含まれるタンニン渋柿には柿渋と呼ばれる1〜2%程度の可溶性タンニン(カキタンニン)が含まれており、強烈な渋味を示す。甘柿あるいは渋抜きをした渋柿では、これらのタンニンが不溶性のものに変化しており、渋味を感じない。カキタンニンはカテキン類のうちエピカテキン、カテキンガレート、エピガロカテキン、ガロカテキンガレートが1:1:2:2の比率で12〜30分子縮合した分子量15,000程度に達する高分子化合物でデルフィニジン系プロアントシアニジンポリマー、あるいは縮合型タンニンに分類される。未熟バナナ、キャブロマメと並び、青果三強渋味成分とされる。強力な蛋白質凝固作用を持つことから、清酒清澄剤、防腐剤などに利用される。

隠しリベット(Jeans用語)
裏リベット参照

飾りステッチ(Jeans用語)
バックポケットに入る装飾ステッチの俗称。縫製目的のステッチではないのでこう呼ばれる。リーバイスのアーキュエイトステッチが代表的。

過酸化水素水 (オキシドール)
H2O2・比重 30%水溶液1.113%水溶液1.01(市販のオキシドール)・無色の液体.。 ・ほとんど無臭又はかすかにオゾン臭。・常温で徐々に分解して酸素を発生。・30%でph4.7 100%ph6.2・市販品(オキシドール)はこれの3~4%水溶液。・強力な酸化剤で,消毒,殺菌などに使われる。50℃以上で活性化   アルカリ浴中に微量含まれる金属塩が急激な分解を防ぐ安定剤として作用する(長)酸化力が弱いので繊維を脆化することが少ない

過炭酸ソーダ
Na2CO3・3/2H2O2炭酸ソーダ(ソーダ灰)に過酸化水素を付加した酸素系漂白剤で、常温で安定なアルカリ性白色粒状固体。(注)塩素系漂白剤と混ぜないこと。

カシミヤ
カシミアヤギから取れた毛を原料とする動物繊維。
自然の厳しい寒さに適合するために生えた珍しい特殊な素材。
保温・保湿性に 優れ、軽くて柔らかい肌触りと光沢のある上品な風合いが特徴。

カシュクール (cache-coeur・仏)(ファッション用語)
フランス語で、「胸(クール)が隠れる(カシュ)ほどの小さくて短いもの」という意味で、女性用の小さなベストやショーツのような形の上衣をいうが、現在では日本のキモノのような打ち合わせを特徴にした上衣類、また、そのようにして前や後ろで結んだ形をいうようになっている。英語のクロスオーバー・フロント(交差した前面)と同義。胸元にポイントが置かれるため、ハイウエストの効果もある。

加水分解
有機化学では、エステル、アセタール、酸アミドなどが水の作用によって酸、アルコール、アルデヒド、ケトン、アミンなどを生じる反応のこと樹脂が分解劣化し、亀裂が生じたり、強度が低下する。化合物の結合を一方にH+、他方にOH-が結合するように開裂させる反応。

ガス糸(Jeans用語)
綿糸はどんな糸でも細かい毛羽が出ています。それを糸が焦げないような高速で炎の中をくぐらせ焼き切る行程があります。その行程を施された糸を「ガス糸」と言います。

可塑剤
塩ビに“軟らかさ”や“たわみ性”を与える化学物質のこと。主要なものがフタル酸エステルです。特にDOP(DEHP)は代表的な汎用可塑剤として広く使われており、その生産量はフタル酸エステルの60%以上(全可塑剤のおよそ半分)を占めています

片耳(Jeans用語)
44インチ幅のツイル用織機でデニムを織布したことにより生まれたディテール。デニム幅が広がった分、3本の身頃が型どりできるようになり生地中央の身頃と生地幅のリーのヴィンテージによく見られる仕様で、リーでは1944年頃に登場した。

カタラーゼ
過酸化水素の分解・・・残留水素の心配がない身近な食品では梅干などに含まれる抗酸化酵素

活性汚泥(排水用語)
汚水を浄化する能力を持った微生物の塊。活性汚泥の中には細菌、原生動物などいろいろな微生物が数多く生きている。MLSSは活性汚泥の量を表したものである。

活性汚泥処理施設(排水用語)
活性汚泥を利用した汚水処理施設。浄化槽のこと。曝気槽の中に活性汚泥を培養しながら、汚水を浄化処理する施設。

カットソー - cut & sewn(ファッション用語)
生地として編まれたニット地を、製品の形に合わせて裁断(カット)し、縫い合わせた(ソー)もの。セーターなど編む段階で形を仕上げるものと、区別してこう呼ばれる。Tシャツ、スエットの上下などが代表例。
ニットには1着分ずつ編み立てる成形編があり、これとの区別や、セーターのような編む段階で形を仕上げるものとの区別のために、こう呼ばれる。

カッパーリベット(Jeans用語)
ポケット端を補強するために打ち込まれた銅製のリベット。 ヴィンテージジーンズはヤコブデイビスがリベットによる補強を発明してから一貫してこの仕様であった。よって、古くから継承されているモデルや復刻などは概ねカッパーリベットを使用している。

カテキュー(阿仙薬)
マングローブ類の抽出エキスの総称。ここでは、代表例として「アカシア」について記述する。 ミモザ 。原産地インド。色素 カテコールタンニン ;フラボノール類 。媒染 アルミ・ミョウバン・銅・鉄。色は黄ーオレンジの間。この色の最大の欠点は安定性に欠ける事である。

カバードボタン(Jeans用語)
現在、主流をなす中央に穴のないキャップ付きボタンのこと。 ボタンを打ちつける際に、内部で針が自動的に折れ曲がる精度が増したことにより、ドーナツボタンに代わって一般的となった。

カバリング
繊維に吸着した染料が高濃度部から淡色部に移動すること。これにより均染性が得られる。カバリング性の良い染料は繊維自体に多少の班が合っても均染を得ることができる。

カビキラー(Jeans用語)
これにかかるとどんな真っ紺なジーンズもあっという間にそこだけホワイトジーンズになってしまう。お風呂掃除やトイレ掃除の時には特に注意しなくてはいけない要注意アイテム。

かぶせリベット(Jeans用語)
リベットのセット方法は打ち抜き型からかぶせ型に移行されていった。 これによって、打ち抜き型のように凸部から繊維がはみでることが無くなった。

カプリパンツ [capri pants](ファッション用語)
体に細身で、裾に向かってさらに細くフィットするパンツ。

過マンガン酸カリ
KMnO4・比重 2.703 ・金属光沢を持つ赤紫色の固体。・強い酸化作用。・塩酸を酸化して塩素を発生する。・濃硫酸を加えると爆発することがある(長)酸化力が弱いので繊維を脆化することが少ない

紙パッチ(Jeans用語)
リーバイスにおいては、皮パッチでは使い込んでいくと縮んでしまい、表示が見えなくなってしまうと言う問題から1955年に変更されたパッチ。皮に比べ耐久性が良い。

カムロックジッパー(Jeans用語)
ピンロックジッパーだと使い込んでいるうちにピンが擦り減ったり折れてしまったりする問題が発生したため、その対応策としてピンロックを強化、発展させしたジッパー。 特徴は2つの爪(カム)で、ジッパーのムシそのものを押さえるところにある。551ZXXや501ZXXなどのヴィンテージでも古いモデルや502に使われたジッパー。

カリカチュア(ファッション用語)
特徴をデフォルメした風刺画のこと。

カリプソ・パンツ [calypso pants](ファッション用語)
細身の七分丈のパンツのことをいう。裾のわきにスリットが入ることもある。ショートパンツはサブリナパンツ、サイクルパンツ、カリプソパンツ、バーミューダパンツと幅広かった。その中にあってカプリパンツは、大人の女性が着こなす、リゾート感覚のスパッツを切ったような七分丈パンツ。

過硫酸カリウム
K2S2O8過硫酸塩類は多くの製造工程及び工業薬品の構成要素の鍵となっている。高分子工業のラテックス、合成ゴム化合物の重合開始剤として、 電子工業では銅の表面処理剤として使用さている。いずれも形状は白色粉末、または 粒状結晶で水に溶けやすく、水溶性は弱酸性。 水に溶解した過硫酸塩類は強い酸化 作用を示し遊離ラジカルを生成する。

過硫酸ナトリウム
Na2S2O8過硫酸塩類は多くの製造工程及び工業薬品の構成要素の鍵となっている。高分子工業のラテックス、合成ゴム化合物の重合開始剤として、 電子工業では銅の表面処理剤として使用さている。いずれも形状は白色粉末、または 粒状結晶で水に溶けやすく、水溶性は弱酸性。 水に溶解した過硫酸塩類は強い酸化 作用を示し遊離ラジカルを生成する。

カルボキシル基 (カルボン酸)
カルボン酸構造(R-COOH)を酸成分とする化合物。カルボン酸は有機酸と呼ばれる。カルボキシル基 (COOH) は、炭素原子に水酸基一つと酸素原子が二重結合した官能基。水酸基から水素が電離することで、この官能基を持つ物質は酸性を示す。還元されるとアルデヒド基となる。水酸基と共にエステル結合を作り、チオール基とともにチオエステル結合を作る。

カルボニル基
CO-で表される官能基でホルムアルデヒドから水素原子を取り除いたものに等しい。アルデヒド、カルボン酸、ケトンあるいはケテンに存在する。結合の1つが水素で置換されている官能基を特にアルデヒド基とよぶ。

川上(ファッション用語)
1次メーカーで、化繊メーカー、紡績会社、テキスタイル・メーカーを指す。

川下(ファッション用語)
小売業のことで、第2次製品段階から商品を仕入れ、それを消費者に直接供給する。百貨店、専門店、フティツク、量販店、アパレル・メーカーの直営店やフランチャイズ・チェーン店などがある。アンテナ・ショップなどの小売の段階も多様な形になっている。

川中(ファッション用語)
「第2次製品段階」といわれ、第1次製品段階である素材・テキスタイルを既製品として卸す業種を指す。アパレル・メーカー、縫製メーカー、下請け加工業、付属品メーカーがこれに含まれ、合わせて「アパレル産業」と呼ぶ。

皮パッチ(Jeans用語)
リーバイスにおいては紙パッチ誕生の1955年より以前に使われていたパッチ。今となってはそのディテールが重宝され、縮みにアジがあるとされている。逆に言うと縮まない皮パッチはダサいとされているようだ

簡易曝気処理施設(排水用語)
簡易な曝気槽で尿汚水を曝気処理し、臭気の少ない液肥を生産する方法。曝気槽内に各種資材(腐食物質、岩石、微生物資材など)を浸漬・投入などして処理するものもある。低コストで、尿汚水の臭気対策になっているが、処理水を河川などに放流できる水質に浄化することは難しく、その用途は主に液肥となる。

還元
酸化された物質を元に戻すこと。一般には原子または化合物が電子を得る反応。水域に放流されると、水環境に悪影響を及ぼすので酸化剤を添加して処理が必要。酸化されたものを元に戻す酸化の逆の過程。酸化物から酸素を奪うことまたは水素を添加する事を狭い意味での還元という。広い意味では電子が付加されること(与えられること)を還元という。

還元電位
染料そのものが持つ還元の難易度

緩衝液
溶液に酸または塩基を加えたときや希釈したときに、pHの変化を緩める作用 のある溶液を緩衝作用(buffer action)をもつといい、 このような溶液を緩衝液 (buffer solution)という。弱酸と強塩基、弱塩基と強酸、弱酸と弱塩基の混合 液が代表的な緩衝液である。

かんぬき(Jeans用語)
別名バータック。 縫製による補強の一つ。 隠しリベット廃止後に採用された補強方法。その頑強さは隠しリベットと同様とされている。赤耳後のレギュラー501でも黒かんぬき、紺かんぬき、グレーかんぬき等は、レギュラーとは別とされ、ちょっとプレミアが付いている。これもヴィンテージジーンズの値段が高くなりすぎたためなのだろう。

カンヌキモデル(Jeans用語)
1981年から1983年頃まで製造された、バックポケットが黒や紺のバータックでカンヌキ止めされた501の俗称。穿き込むにつれ、このカンヌキが味になっていくためこの名が付いた。501最初の脇割りサイドシーム仕様となったモデルでもある。この脇割りもこの頃は金糸処理されていた。それまで使用されていた29インチ幅の織機から革新織機へシフトされ、さらに量産体制へと進んでいった

染料・染色用語「き」

蟻酸
HCOOH融点8.4℃,沸点100.6℃,比重1.241(0℃)脂肪族モノカルボン酸といわれカルボン酸の中では最も簡単な構造。刺激のある強い臭いのある無色透明で文字通り酸性の液体。メチルアルコールやホルマリンを酸化することにより作ることができる。ハチやアリの毒の成分の一つで刺されたときに痛くなったり、はれたりする原因になる。基本構造が上に述べたように簡単なので色々な有機薬品を合成するときの原料や、皮のなめし等にも用いられる。目に入ると 網膜と障害をなし、失明する。 精力剤にも使われている。

キチナーゼ
連鎖障害防止。菌類の細胞壁を溶かす酵素である。

絹(シルク)
カイコの繭を原料とする動物繊維。
優雅な光沢やしなやかな肌ざわりに加え、豊かな吸放湿性、保温性などに基づく着心地のよさがある。
引っ張り強さは羊毛や綿よりも大きく、繊維の中では強靭な部類に入る。

絹の白色製品の漂白
絹の白色製品は水洗いの反復で黄ばむ傾向がある。これは、水道水中の活性塩素による影響。ポリアミド系繊維製品の白物にとっては共通した問題でもある。二酸化チオ尿素とかハイドロサルファイドなどで還元漂白をすれば、元の白さに戻ることが多い。塩素漂白が最大の白度回復の決め手ではない。ポリアミド系繊維の場合や蛋白質系の汚れの場合は、絶対的に、塩素漂白は禁じ手なのである。

ギミーブック(Jeans用語)
コレクターズアイテムとして有名なミニブックで、1954年からラングラージーンズに付属されるようになった。その内容はユニークで、ロデオチャンピオンをモチーフにイラスト付きのショートストーリーを展開しており全52ストーリー存在する。

絹鳴り加工
レーヨン・スフなどに添付する事で、絹の手触りのような感触を(きゅっきゅっとなるような)あたえる。

キモノ・スリーブ(KIMONO SLEEVE)(ファッション用語)
日本のきものの袖に肩のあたりの感じが似ているもので、袖付け線がなく、身頃から裁ち出した袖のこと。

キヤー煮沸
空気を追い出しながら綿を精錬する。その時に精錬剤の苛性ソーダに拠る綿の酸化を防ぐことが出来る。ふっくらやさしく仕上がる

キヤー煮沸(Jeans用語)
空気を追い出しながら綿を精錬する。その時に精錬剤の苛性ソーダに拠る綿の酸化を防ぐことが出来る。ふっくらやさしく仕上がる

キャップ・スリーブ(CAP SLEEVE)(ファッション用語)
肩先が隠れる程度のごく短い袖のこと。肩先にキャップをかぶせたような感じから、この名でよばれているもので、袖下はほとんどない。

キャプリーヌ capline(ファッション用語)
ブリム(ツバの部分「クラウン」は上の部分)が広い帽子のこと。日よけにはもってこいなので、比較的夏の帽子に多いようですが、フェルト素材などを使った冬用のものも少なくない。

ギャバジン(ファッション用語)
一般に短縮してギヤバとよばれる、緻密に織られた腰のある丈夫な綾織物のこと。綿、ウール(梳毛)、合繊などでつくられる。双糸使いが多く、主用途は、スーツやコートなど。

ギャラ入り(Jeans用語)
ギャラ付きとも言う。 501XXのパッチに記載されていた、品質保証の一つ。破れたら交換すると言うリーバイスのXXデニムに対する自信の表われ。

ギャラ無し(Jeans用語)
501XXをこれで区別する場合が多い。 1960年頃以降の501XX後期モデルから今に至る501にはEVERY GERMENT GUARANTEEDの表記が無い。 なぜ外されたかについて、はっきりしたことはわからない。

ギャルソンヌ・ルック - garconne look(ファッション用語)
1920~26年ごろの流行を支配した、シンプルで活動的なファッションをさす。少年や男性風なスタイルをさし、短く刈ったウェーブのない髪型による小さな頭部、ほっそりとした直線的シルエット、平らな胸、ルーズ・ウェスト、ズボン、ショート・スカート、シャツ・ブラウス、テーラード・スーツ、ネクタイの導入と、複雑な装飾の除去などが特色。化粧も薄い。代表的なデザイナーにはパカン、ランヴァン、ヴィオネ、シャネルらが挙げられる。

キュア(キュアリング)
反応促進の目的で加工剤を含んだ布を加熱処理すること。樹脂の高価にはこれが必要。乾熱処理の場合にはベーキングとも言う。 綿布の場合140~160度の場合が多い。加工剤をパッドした状態で架橋反応を行わせる場合をウェットキュアという。

キュー・マーク(Qマーク)(ファッション用語)
「クオリティー=Quality」の頭文字で、ロm賞のこと。繊維製品総合検査基準に基づいて検査し、合格した商品に許されるマークで、消費者が安心して商品を購入できるように定められた制度によるもの。検査頂目は生地欠点の有無、寸法の検査、加工処理剤のチェック、染色と収縮の程度、表示についての適否などがある。

吸尽染色(きゅうじんせんしょく)
水へ繊維、染料、助剤を加えて、染液中で生地をまぜ、温度一定に保ちながら染めること。

キュプラ(ベンベルグ)
コットンリンター(綿花の種子を包むうぶ毛上の短繊維)を原料とする再生繊維。
とても柔らかくしなやかで、滑りがいい。
吸湿性・放湿性に優れている。

共役二重結合
(=C-C=C-C) のように二重と一重が交互に繰り返される【直接染料】

凝集剤(排水用語)
凝集剤は、水の濁りや色を除去するために用いられる薬剤で、水中に懸濁する微粒子をくっつけてフロック(集塊)をつくらせ、沈降、濾過によって分離除去するのを容易にする作用がある。養豚排水の場合、主に脱水機を利用した余剰汚泥処理に使用するが、余剰汚泥は微細な浮遊物なので、そのままでは分離が難しいため凝集剤を添加し、微細な浮遊物の集合体(フロック)をつくらせ、脱水処理を行う。凝集剤は、無機系と有機系(高分子系)に分けられる。また、脱水機には、ベルトプレス式、多重円盤式、スクリュープレス式等様々なタイプがある。使用する凝集剤も機種、余剰汚泥の性状との相性もあるので、使用方法等については、メーカーと良く検討し、選択する必要がある。

強撚(きょうねん)糸(Jeans用語)
綿を糸に生成する段階で強く撚りをかけたもので、この強撚糸を生地にするとハリやコシ、硬さのある生地へとなる。

共有結合
原子から電子を1つずつ出し合う(強固)【反応→セルロース】

極性ファンデルワース結合
分子間同士の強い引力【分散染料→アセテート】

キレート剤
染色後の水洗や、ソーピング工程において、硬水使用が行われていると、活性剤の無駄使いや染色物の暗みなどの問題が未解決となる。更に、極端な場合は、風合いにまでも影響して、硬化の問題が起こる。

均染剤(きんせんざい)
染色の際にムラになること防ぎ、均一に染めるための助剤。

染料・染色用語「く」

グアーガム
インド、パキスタン並びにアメリカで栽培されているマメ科植物のグアー豆の種子胚乳からつくられている。機械的に粉砕して多糖類であるグアーガム(一般名:ガラクトマンナン)つくり、これを化学的処理を行うことにより化粧品の保湿剤、食品では食物繊維として使用されている。

空紡糸(Jeans用語)
スライバーをばらした繊維をローターの中に入れて高速回転させ、遠心力により糸に整えていく。リング紡績に比較すると、生産効率は高いとされるが、糸の外側の撚りは強い反面、内側の撚りが弱いという面もある。この特性が、空紡糸を使用したジーンズ独特の、ざっくりとした表面感を生み出す。アメリカやヨーロッパでは、空紡糸を使用したジーンズが多く見られる。ちなみに、英語ではオープンエンド紡績と呼ばれる。

クエン酸
C3H4(OH)(COOH)3ヒドロキシ酸のひとつ。分子量は192。水溶液は弱酸性を呈する。常温で無色あるいは白色の固体であり、揮発性は無く無臭であるが潮解性があるので保存には注意が必要。工業的にはデンプンの発酵によって作られている。柑橘類の酸味の原因はクエン酸の味に因っている部分が多い。

グッズカラー(ファッション用語)
商品色。

クラッキング
プリントのひび割れ

グリオキザール
(CHO)2  多価アルコール、酢酸エステル類樹脂。最も簡単なジアルデヒドで、極めて反応性に富んだ物質。硫黄や臭素などの分子と結合しやすいので消臭剤、繊維防皺加工としての繊維樹脂加工剤、紙加工材、高分子物質の架橋剤、土壌硬化剤(ケミカルグラウト)などがある。別名シュウ酸アルデヒド。また、分子内にカルボニル基、カルボキシル基を有することから、誘導品のグリオキシル酸と共に医薬、香料の出発原料として広く用いられる。外観等 無色~帯緑黄色の液体、ほとんど無臭。 比 重 1.26-1.31(20/20℃) その他 低温で長期間保存すると、ポリグリオキサールの白色沈殿を生じることがあるが、加温すると再溶解する。 pH 2.0~3.5

グリセリン
組成式C3H5(OH)3、分子量92.09の3価のアルコール。融点18.18 ℃、沸点290 ℃。無色透明の糖蜜状液体で甘味を持つ。アルコールに可溶、エーテルに難溶。水に非常に溶けやすい(=吸湿性が強い)。その保水性を生かして、化粧品、水彩絵具によく使われる。毒性がほとんど無い。不凍液としても用いられる。また、ニトログリセリンの原料としても重要である。3つのヒドロキシル基すべてを脂肪酸でエステル化したものは中性脂肪と呼ばれる。

グリセリン
組成式C3H5(OH)3、分子量92.09の3価のアルコール。
融点18.18 ℃、沸点290 ℃。無色透明の糖蜜状液体で甘味を持つ。アルコールに可溶、エーテルに難溶。水に非常に溶けやすい(=吸湿性が強い)。その保水性を生かして、化粧品、水彩絵具によく使われる。毒性がほとんど無い。不凍液としても用いられる。また、ダイナマイトの原料となるニトログリセリンがある。

グリッパー織機
横糸はよこ管を収容しない小さなシャットルで運ぶ。

グリッパー(Jeans用語)
ジッパーメーカーの一つ。

グリッパー(Jeans用語)
プロジェクタイル織機(projectile loom)ともいわれる。スルザー社で代表される方式である。緯糸を把持して開口した経糸中を飛走するグリッパーと呼ぶものを用いる。グリッパーは長さ約90mm、重さ40g程度のものである。大ロット向きに採用されている。

グリッパー織機(Jeans用語)
横糸はよこ管を収容しない小さなシャットルで運ぶ。

クリンプ
繊維の縮れのこと。人造繊維ではボリューム感を出すため、製造工程であえてクリンプをつけることがある。

黒タグ(Jeans用語)
Leeのライダース 101のウエストバンド内側に付く織りネームのことで、1950年代に登場した。センター黒タグ、サイド黒タグなどと使われる。

クロッチリベット(Jeans用語)
別名股リベット。股部分に付けられたリベットのこと。 1942年第二次大戦中の物資統制の中で不必要なものとして廃止され、大戦後も復活しなかったディテールの一つ。 当時の重役が焚き火をしていて火傷をしたから廃止になったと言う説もあるが、これは嘘。

クロップト(ファッション用語)
切り落としたという意味。ウエストより上の丈など、中途半端に短い丈のジャケット。

クロム(Chromium)
原子番号 24 の元素。元素記号は Cr。白色の金属で、硬く、融点は摂氏1903℃、沸点は摂氏2200℃(他に融点に関しては1857℃、沸点に関しては2670℃、2690℃という値がある)。常温、常圧で安定な結晶構造は、体心立方構造 (BCC)。さびにくいので、めっきによく用いられる。希塩酸、希硫酸には溶けるが、濃硝酸、王水などには不動態をつくり侵されにくくなる。六価クロムをめっき用途として使うことが多かったが、極めて毒性が高いため、問題視され、使われなくなってきている。4価のクロム化合物はWHOの下部機関IARCより発癌性があると勧告されている。10.5%以上のクロムを含む合金鋼をステンレス鋼と呼ぶ。クロムに1%程度のマンガンを混ぜると反強磁性金属となる。

黒ラッカーボタン(Jeans用語)
1920~1930年代のリーバイス 201や213に付けられていたボタンのこと。ロゴ入りのドーナッツボタンに黒のエナメル塗料でメッキされていた。

染料・染色用語「け」

ケイ酸ナトリウム
Na2SiO3アルカリ緩衝液(phの大幅な変動を抑える)

ケーク染色
ケークとは、紡糸行程において、糸の状態になったレーヨンフィラメントが、ポットモーターによって、高速度で回転しているポットに導かれ、この回転によって撚を掛けられながら、遠心力によって、ポットの内壁に引きつけられ、糸の層が形成される、この糸の層のことをいう。サイズに合わせ、専用のキャリヤーにセットし、専用の高圧染色機により、染色する。

月桂樹ボタン(Jeans用語)
大戦モデルと呼ばれる第2次世界大戦中に作られたジーンズにつけられているボタン。 月桂樹や星が刻印されていることから、月桂樹ボタン、または月桂樹のワンスターボタン(ひとつ星の場合)などと呼ばれる。 大戦下の物資不足を懸念した統制はジーンズにも大きな影響を及ぼしたが、これは軍衣料と同じボタンを使用することにより生産効率のアップを目指して取られた措置だとされる。

結晶酢酸ナトリウム (結晶酢酸ソーダ)
CH3COONa・3H2O 酢酸のナトリウム塩

ケミカルウォッシュ(Jeans用語)
10数年前に大流行したウォッシュ加工。軽石と塩素を使い加工する。まだらな洗濯跡が特徴。

ゲル
コロイド溶液が流動性を失ったものゼリー状。弾性があり、形が認識できる。

ゲレップ
オ-ルドフスチックと呼ばれる、ブラジル・メキシコ・西インド諸島などに生育するクワ科の喬木で、フスチック、イエロ-ウッド、キュ-バウッドなどとも呼ばれます。 色素が多く含まれるのは樹皮と芯材で、これを抽出した液がゲレップと呼ばれる。ヤマモモと同じ様にモ-リンと呼ばれるフラボノ-ル類とモ-リンタンニンと呼ばれるタンニン類の2種類の色素を有するログウッドに次いで使用量の多い天然染料。

鹸化
油脂にアルカリ(NaOH溶液や Ca(0H)2 溶液等)を加えて熟すると,容易に加水分解されて アルコールと脂肪酸のアルカリ塩を生ずる。この反応を鹸化という。

嫌気性処理(排水用語)
酸素が存在する状態で生存が困難な嫌気性微生物が活動して汚水中の汚染物質の分解を行う一連の方法。メタン発酵処理(消化処理ともいう)は、嫌気性処理の代表的なものである。

原色
混色して他の色を作る際に基となる色のこと。
光の3原色R、G、B
色の3原色Y、M、C

原反(Jeans用語)
裁断される前の生地のこと。デニムはロール状にして納品される。ヴィンテージタイプはセルビッチつきの27インチ前後で革新織機は60~180インチと広巾。

原反(Jeans用語)
ジーンズなどの製品になる前の生地のことを表す業界用語。 デニムの場合は、目的にもよるが、防縮加工、ねじれ防止加工、糊付けなどの加工が施された後に、強大なロール状として保管され、織布工場から縫製工場などへデリバリーされる。また生地の幅は、織る機械=織機により異なり、一般的には旧式のシャットル織機で織られたデニムは約27インチ幅、幅広の革新織機で織られた場合は約60インチ幅とされている。

堅牢度(けんろうど)
染色による、化学的に作用をうけることに、対して対向性、安定性を示したもの。摩擦に対しては、摩擦堅牢度という。堅牢度が高いほど抵抗に強い。JIS、ISOに定められている。
日光堅牢度、洗濯堅牢度、塩素水堅牢度などがある。

染料・染色用語「こ」

ゴアテックス
防水透湿素材のひとつ。1969年、アメリカのW.L.ゴア・アンド・アソシエーツ 社の現会長ボブ・ゴアによって発明された。ポリテトラフロロエチレン(PTFE)を特殊技術で延伸加工すると、微細な連続多孔質構造をもった素材になる。

コアヤーン(Jeans用語)
ジーンズが進化していく中でファッション的なアプローチは重要なトレンドだったが、そのことによりキレイにはくことが重用視された。そこで、糸の芯にポリエステル糸を使用し、その周りをコットンの糸で巻く手法が開発された。まわりの綿糸は摩擦などにより摩耗して色落ちなどの味わいを出すが、強度に優れるポリエステル部分が、解れなどを解消した。

コインポケット(Jeans用語)
フロントの右ポケット部に施された小さなポケットのこと。当初は懐中時計を収納するために考案されたためウォッチポケットと呼ばれていたがリストウォッチの普及と共にコインポケットと呼び名が変わった。ジーンズの原型であるリーバイスの501では1890年にウォッチポケット、1905年にバックポケットをふたつにするという順番で5ポケットスタイルが完成された。リーバイスのホームベース型、開口部の広いリータイプ、そしてパッチ式を廃したラングラーの内蔵型などブランドによる形状の違いもある。

好気性処理(排水用語)
空気の存在下で生育、増殖する好気性細菌、カビ類、原虫類、藻類、プランクトンその他の好気性微生物により有機物を分解し、汚水の安定化を図る方法。活性汚泥処理は、好気性処理の代表的なものである。

高級アルコール
炭素数6以上のアルコールの総称。代表的な天然物に蝋が挙げられ、天然の脂肪や油脂から合成される。

硬水
染色後の水洗や、ソーピング工程において、硬水使用が行われていると、活性剤の無駄使いや染色物の暗みなどの問題が未解決となる。更に、極端な場合は、風合いにまでも影響して、硬化の問題が起る。工場の亜鉛引きの水槽やその配管や継ぎ手には亜鉛-銅系の合金である黄銅の利用が見受けられ、それらの腐蝕時に亜鉛のイオン水発生の問題がある。

合成繊維
ナイロン、ポリエステル、アクリルなどがある。人工的に合成した高分子化合物から出来た繊維。

コーマ糸(Jeans用語)
細い糸を作るときは、コーミングという行程を行います。これは線の長い繊維だけを取り上げて糸にする行程ですが、この工程を経て強くて細い糸やミシン糸を作る事が出来る。

501(Jeans用語)
1番歴史の古いジーンズ。 色々とシルエットやディテールのチェンジをされているが、誕生当時から一貫してシュリンク・トゥ・フィットを貫いているジーンズ。

コーンミルズ(Jeans用語)
1922年からリーバイスに生地をおろしていた会社。

腰穿き(Jeans用語)
本来、ジーンズを腰骨にひっかけて穿く事を呼んだのであろうが、現在の腰穿きとはそれよりも下で穿く事を指す。 パンツなどが見えてもお構いなしに下げて穿くというスタイルが若者の間で定着した。

コットンリンター
綿花の種子を包むうぶ毛上の短繊維

コハク酸
カルボン酸の一種。コハクから見つかったためにこの名がついた。化学式C4H6O4で示性式はHOOC-(CH2)2-COOH。分子量は118。融点185℃、沸点235℃ クエン酸回路を構成する化合物のひとつで、コハク酸デヒドロゲナーゼによって酸化され、フマル酸となる。 貝類に含まれる旨味物質でもある。pH調整剤や調味料として食品に用いられる他、メッキとして工業用にも用いられる。

コモンセンス(ファッション用語)
因習や風習の鋳型(いがた)の中に人々を押し込めがちな「常識」ではなく、一人ひとりの良心に基づく「良識」を意味する。

コラージュ(ファッション用語)
貼り合わせ。

コンサバティブ・ファッション - conservative fashion(ファッション用語)
保守的な、控えめな」という意味で、流行やトレンドに左右されないベーシックな装いのこと。「ファッショナブル」や「トレンディ」の対語として利用される。

コンシールリベット(Jeans用語)
裏リベット参照

コンシューマーライフカラー(ファッション用語)
消費者意識色。

混色(加法混色)
2つ以上の色を組み合わせて色を作る。光の混色のこと。色光を加えるごとに明るくなっていく。R(赤)、G(緑)、B(青)の三原色がある。RとGを足すと、Y(黄色)となる。GとBを足すとC(シアン、緑みの青)になる。BとRを足すとM(マゼンタ、赤紫)になる。例として絵の具、テレビ、プリンターなどがある。
R+G→ Y , G+B→ C , B+R→ M

混色(減法混色)
色を混色によって、明度が落ちていくもの。最終的に黒色になる。Y、M、Cの三原色がある。
YとMを足すと、Rになる。MとCを足すと、Bになる。CとYを足すと、Gになる。YとMとCで黒になる。
M+C→ B , C+Y→ G , Y+M+C → Bk

コンマー(Jeans用語)
ジッパーブランドの1つで、1930年代に誕生し1950年代にはかなりのシェアを持つようになった。アーミーウエアによく付けられていたことでも有名。

染料・染色講座 上級編 目次

 

染色にも料理にも大事な「レシピ」

 染色処方とは料理のレシピみたいなもの。

 

染色試験器具について

「はかり」・「鍋」など染色に必要な道具について解説しています。

 

染色でつかう単位

「浴比」・「%」などについて分かりやすく図解で解説しています。

 

染料の計算

実例だけでなく簡単に計算できる「染料自動計算フォーム」もあります。

 

染色試験の計量方法

微量の染料を誤差なく計量する方法について解説しています。

 

染色処方の見方

「折れ線グラフ」ぽい染色処方(レサイプ)の見方を解説しています。

 

カラーマッチング

「色あわせ」とも呼ばれる本番染色前の重要な作業について。

 

混色の理論

色の彩度を下げる?混色とは?について図でわかりやすく解説しています。

 

いろんな素材を黒染め比較してみた

綿や麻やウール。色の付き方、縮み方。

 

繊維の種類

各種繊維・テキスタイル(織物)の分類一覧表を掲載しています。

 

・染料・染色用語辞典

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