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染料 染色 用語辞典-A-Z

染料・染色用語辞典

染色に役立つ用語や単位、繊維・テキスタイルの解説などの用語集です(用語辞典)。「A」~「Z」で始まる用語を収録しています。

染料・染色用語辞典 A~Z

染料・染色用語「A」

A2(Jeans用語)
1931年5月9日、米陸軍航空隊で採用になり、シンボルともなったライトゾーン(摂氏30度から10度対応)の夏季用フライトジャケット。航空機内での素材テストの結果もっとも適していると判断された馬皮を使用。映画「大脱走」のなかでヒルツ役のスティーブ・マックウィーンが着用していた事はあまりにも有名。また、1944年、人類史上初の音速を越えた男として公式に認められたテストパイロット「チャック・イエガー」が愛用していたのもA2である。

accessibility
アクセシビリティ― 参照。

Aタイプ(えいたいぷ)
リーバイスのヴィンテージにあるパッチ表示のディテールの一つ。501XXからBig-Eに変更する1966年~69年までの短い間に存在したレアなモデル。  工場説と品質説の2つが最初の頃はあったが、現在では製品管理部門を新設したなごりと思われる。 この他にSタイプ、Fタイプがある。Aは優秀の意。

Aタイプ(Jeans用語)
リーバイスのヴィンテージにあるパッチ表示のディテールの一つ。501XXからBig-Eに変更する1966年~69年までの短い間に存在したレアなモデル。 工場説と品質説の2つが最初の頃はあったが、現在では製品管理部門を新設したなごりと思われる。 この他にSタイプ、Fタイプがある。Aは優秀の意。

染料・染色用語「B」

Binder 518(メーカー:大日精化工業)
乳白色エマルジョン。アクリル酸エステル共重化合物。

BOD(Biochemical oxygen demand )(排水用語)
有機物による汚れを示す重要な指標のひとつ。生物化学的酸素要求量という。微生物によって分解されやすい有機物量の指標となる。汚水処理の目的は、このBODを低下させることを目的としている。単位は、ppmまたはmg/リットルで表す。CODと同じ汚れを示す指標であるが必ずしも一致しない。測定がCODと比較すると時間がかかる(5日間)。一般的な排水基準として適用される。

BOD汚泥負荷(排水用語)
曝気槽内の単位MLSS当たり、1日に処理されるBOD量。単位はBOD-Kg/MLSS-Kg・日。活性汚泥の微生物量に対するBOD負荷量を表すもので、BOD容積負荷よりも正確な指標として、曝気槽の設計および運転管理に用いられる。

BOD容積負荷(排水用語)
曝気槽の単位容積当たり、1日に処理できるBOD量。単位はBOD-Kg/m3・日。
曝気槽の設計などに用いられる重要な指標。豚舎排水の場合、0.5Kg/m3・日以下のBOD容積負荷で運転されることが多い。1日に150KgのBODを処理する場合(汚濁負荷量150Kg)、BOD容積負荷0.5Kg/m3・日ならば曝気槽の容積は300m3必要と算出される。

染料・染色用語「C」

cc/L
染色でつかう単位 のページ 参照。

CIカラー(コーポレートカラー)(ファッション用語)
会社の個性・目標の明確化と統一をはかり、社内外にこれを印象づけるための色

CIナンバー
染料の色みの基準。これで各染料メーカーの染料の色みの違いが分かる

COD(Chemical oxygen demand )(排水用語)
有機物による汚れを示す重要な指標のひとつ。日本語では化学的酸素要求量という。水中の有機物を酸化剤(過マンガン酸カリウム)によって化学的に酸化するときに必要な酸素量で表す。単位は、ppmまたはmg/リットルで表す。BODと同じ汚れを示す指標であるが必ずしも一致しない。測定がBODよりも短時間でできる。排水基準としては、海域及び湖沼に排出される排水に限って適用される。

conc.(コンク)
濃縮の意味

CRM(ファッション用語)
Customer Relationship Management 客に対する情報管理を高度化し、より効率よい営業活動を行なおうとする考え方のひとつ。

染料・染色用語「D」

DO(Dissolved oxygen)(排水用語)
水中に溶解している酸素濃度。溶存酸素という。活性汚泥は酸素を必要とするので、活性汚泥法の重要な制御指標となる。一気圧、20℃で純水の飽和DO濃度は8.84mg/リットルである。

DTPA
ジエチレントリア ミン五酢酸。キレート剤の一種。

染料・染色用語「E」

Ecotex(エコテックス)
エコテックス(マーク)基準は、繊維製品が人間の健康に有害な物質を含有していないことを、 ドイツをはじめ世界17機関が加盟したエコテックス国際共同体によって証明するものです。
その中のエコテックス・スタンダード100が代表的な基準で、認証ラベルを発給しています。

EVERY GERMENT GUARANTEED(Jeans用語)
1960年代始めまでリーバイスのジーンズ全てのパッチに記載されていた文字。これがついていると通称ギャラありと言われる。 破れたら交換すると言う保証をうたっている。

染料・染色用語「F」

F値
絞り値とも呼ばれるカメラ用語で、レンズの絞りの数値のこと。レンズに入ってくる光の量を数値化したものである。一般にF値が小さいほど、光量が多いことを意味する。

染料・染色用語「G」

染料・染色用語「H」

HBCマーケット(ファッション用語)
ヘルシー&ビューティサークル。健康と美容に関するマーケット。

染料・染色用語「I」

ISO(国際標準化機構)
工業標準の策定を目的とする国際機関で、各国の標準化機関の連合体。1947年に設立され、現在では147カ国が参加。本部はスイスのジュネーブ。ギリシャ語で「平等」をを意味する「isos」という言葉が起源。

染料・染色用語「J」

JIS慣用色名(ジスかんようしきめい)
日本産業規格『JIS Z 8102:2001 物体色の色名』付表1に示す慣用色名を指す。
鉱工業製品の物体色の色名のうち、特に表面色の色名について、269色が規定されている。

染料・染色用語「K」

K(ケルビン)
色温度(ケルビン)とは、光の色を表す指標のことで、ケルビン(K)という単位を用いて表されます。

染料・染色用語「L」

L-アスコルビン酸
ビタミンCのこと。

染料・染色用語「M」

m-ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム
有機合成原料。C6H4NO2SO3Na

migration
マイグレーション(移染) 参照。

min
minute。時間の「分」の単位表示。

MLSS(Mixed liquor suspended solid)(排水用語)
活性汚泥法における曝気槽内の活性汚泥量をmg/リットルで表し、活性汚泥浮遊物質という。曝気槽の浄化能力を維持するために、量を適正に保つ必要がある。通常、3000~6000mg/リットルで管理されることが多い。

MLVSS(Mixed liquor volatile suspended solid)(排水用語)
MLSS(活性汚泥浮遊物質)のVS(強熱減量)をmg/リットルで表す。活性汚泥有機性浮遊物質という。MLSSの有機物量を表すことから、活性汚泥法における曝気槽内混合液の微生物量をMLSSよりも正確に示す指標として用いられる。

染料・染色用語「N」

NEW WOOL100% ウールマーク
新毛が99.7%以上で、素材検査と縫製検査に合格した製品につけられる品質証明マーク。

染料・染色用語「O」

OLS(Jeans用語)
オリジナル・リーバイス・ストアの略。日本では1999年9月25日に原宿にオープンしたのが最初である。

ORP(Oxidation-reduction potential )(排水用語)
汚水や曝気槽などが酸化状態(プラス)か、還元状態(マイナス)かを電位で示す指標。酸化還元電位ともいう。曝気が十分で、DOが高く、好気的なものは電位が高く、逆に嫌気的なものは電位が低い。例えば、酸素が十分に供給されている活性汚泥法の曝気槽はプラス100~500mV(酸化状態)の値を示すが、代表的な嫌気処理であるメタン発酵槽はマイナス200mV以下(還元状態)である。

o.w.f.(on weight fiber)
染色でつかう単位 のページ 参照。

染料・染色用語「P」

PBT(ポリブチレンテレフタレート)
PTT繊維より前から実用化されており(クラレ・アートロン、ユニチカ・ワンダロンなど)染色が容易であること、加工糸にした場合の伸縮特性に優れる(ストレッチ素材に適する)などの特徴があるが、PET繊維に比較してその生産量は僅か。

PC
過炭酸ソーダ。過炭酸ソーダは炭酸ソーダに過酸化水素を付加した酸素系漂白剤で、常温で安定なアルカリ性白色粒状固体です。塩素系と混ぜないこと。

PET(ポリエチレンテレフタレート)
通常のポリエステル。エチレングリコール(炭素が2個の2価アルコール)ペットボトルなどにも利用されているPET樹脂を繊維化したもので、強度や耐熱性などで優れた性能を有し、また、原料価格が安価であるなど経済性にも優れるため、最も普及している。

PLA(Poly Lactic Acid)
ポリ乳酸繊維 参照。

ppm(parts per million)
百万分率。濃度の割合を表す。1ppm=0.0001%

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
フッ素樹脂の需要の60~70%を占める。四フッ化エチレン樹脂(PTFE)。非粘着性、離型性にきわめてすぐれ、どのような粘着物質でも付着しにくく、付着しても簡単にはがせる。

PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)
最近話題の繊維で、DuPont社がPTTの原料であるプロパンジオール(炭素が3個)をトウモロコシから発酵法により製造するバイオ技術を確立したことにより一躍有名となった。日本では、旭化成が、シェル社の合成系原料を用い"ソロ"の商標で商業生産(年産千トン)を開始している。ポリエステルの形態安定性とナイロンの柔らかさを兼ね備えた繊維。

染料・染色用語「Q」

Qマーク
Qマーク管理委員会が品質総合検査制度に基づき発行している品質保証マークです。衣類全般、敷物、洋かつらなどが表示対象品目。

染料・染色用語「R」

R(レーヨン)
繊維組織の略記号。

染料・染色用語「S」

S501XX(Jeans用語)
第二次世界大戦中に存在した501XXのロットナンバー。第二次大戦中の物資統制の中で簡素化された501XXを「For The Duration(戦争が終わるまで)」と言う断り書きをフラッシャーに付け、パッチにも「S=Sinplified」の文字を付けて軍隊向けに発売されていた。
アーキュエイトステッチがペンキだったり、コインポケットや股のリベットが省略されたり、バックストラップが取り外されたり、ボタンが市販の月桂樹ボタンに変更されたり、変更箇所を数え上げると涙が出るくらいかわいそうなモデル。それゆえにその特別なディテールが現在うけている。

SCM(ファッション用語)
Supply Chain Management(サプライチェーン マネージメント)の略。情報システムを利用して、部品調達から生産・物流・販売までのジャスト・イン・タイムな管理を実現する。

SDS(MSDS)
「安全データシート」のSafety Data Sheetの頭文字をとったもので、事業者が化学物質及び化学物質を含んだ製品を他の事業者に譲渡・提供する際に交付する化学物質の危険有害性情報を記載した文書のこと。

soln(sol)
染色でつかう単位 のページ参照。

SPA [エスピーエー](ファッション用語)
speciality store of private label apparelの略で、企画・生産・販売を一体化して行う製造小売業のことを言う。ギャップ[GAP]や日本のユニクロなどが代表的。

SR効果
防汚効果のこと。

SS(Suspended solid)(排水用語)
浮遊物質(水中を浮遊している物質)または懸濁物質(濁りの原因物質)という。水を濁している不溶性の物質で、この値が高いほど、水の濁りが高いことになる。BOD、CODと深い関連性があり、汚泥生成量にも関係する。通常、ppmまたはmg/リットルで表す。

SV(Sludge volume)(排水用語)
活性汚泥の沈降性や濃度などを示す指標で、活性汚泥沈殿率という。曝気槽内のおおよその活性汚泥量を推測する最も簡単で有効な方法である。活性汚泥を1リットルのメスシリンダーに入れ、30分間静置した後の沈殿した汚泥の割合を%で表したもの。30分静置したものをSV30という。例えば、1リットルのメスシリンダーの半分に活性汚泥が沈めば、SV50%となる。

SVI(Sludge volume index)(排水用語)
活性汚泥の沈降性を示す指標で、汚泥容量指標という。1gの活性汚泥が占める容積をmlで表し、 SVI=SV×10000/MLSSの式で算出される。通常の曝気槽のSVIは100~150である。高いSVI値は凝集性・沈降性の悪い軽い活性汚泥でることを示す。SVI値を測定することにより活性汚泥の異常を早期に発見することができる。

Sタイプ(Jeans用語)
リーバイスのヴィンテージにあるパッチ表示のディテールの一つ。 501XXからBig-Eに変更する1966年~69年までの短い間に存在したレアなモデル。工場説と品質説の2つが最初の頃はあったが、現在では製品管理部門を新設したなごりと思われる。この他にAタイプ、Fタイプがある。Sは「SATISFACTRY=良」の意。

S撚り(Jeans用語)
右撚りをS撚り・左撚りをZ撚りと呼ぶ。S撚りが主流。撚りは綾織の方向と密接に関係してくる。S撚りの糸で右綾に織ると糸の撚りが戻る方向と綾目の方向が逆になるため彩崩れを起こし、生地表面がザックリとした風合いになる。左綾の場合は、綾目と撚りの戻りが同一方向になるため綾目が締まりきれいに整う。これが左綾がタテ落ちしやすいという理由の一つである。

染料・染色用語「T」

TSG(Textile Safe Gurad)(ファッション用語)
繊維セーフガード(TSG)措置は、WTO(世界貿易機関)繊維協定で二〇〇四年まで経過的に認められている措置。輸入の増大により国内産業に重大な損害の恐れなどがある、と判断された場合に発動される。発動された場合は、その対象品目の輸入量が一年目は前年並み、二、三年目は六%を上回らない伸びに抑えられる。

染料・染色用語「U」

Uマーク
ユニバーサルファッション協会の推薦商品マーク。
年齢、サイズ・体型、障害などにかかわらず楽しめるファッションを目指す。

染料・染色用語「V」

VP加工
着用後も洗濯後もしわにならず、防縮性に優れるという形態安定加工の一種。生地を縫製して製品にした後に、ホルマリンを主体としたガスを吹き付けて繊維の分子どうしを結びつける。そのほか形態安定加工には、生地に樹脂加工を施すプレキュア法、液体アンモニア処理した生地に樹脂加工剤を施し、縫製した後に加熱処理するポストキュア法がある。 繊維分子と別の繊維分子を気体状の架橋剤結合させ、応力に対し元に戻る力を持った組織にする。米国ATP社から東洋紡が1989年に導入。

Vステッチ(Jeans用語)
ウエストバンドのフロントに見られる縫製仕様。 ウエストバンドの上部からフライ部まで縫製した糸がボタン部まで返し縫いがされている。 その形状が英字のVを描くことから「Vステッチ」と呼ばれている。

染料・染色用語「W」

W&W性(ウォッシュ・アンド・ウェア性)
[Wash&Wear]の略。水で洗濯でき、ノーアイロンで着用できる特性のこと。一般に「洗濯を繰り返しても外観に変化がなく乾きも早い」という性能。

W(ダブル)ネーム(Jeans用語)
1960年代中頃にリーバイスのジーンズが様々な仕様変更されていく過渡期に登場した希少モデルで、ロットが2種類印字されたものを古着業界ではダブルネームと呼ぶ。 例えば501では、501の上に小さく501XXや501と印字されたものが確認されている。同様に505や502等でも見られる。 この年代は品番が変わったり、品番からXX表記をなくしたりとロットに関する変更も数多く行われたので、消費者の混乱を招かないための仕様だという説が有力である。 タマ数が少ないので現在ではレアモデルとしてマニアには珍重されている。

染料・染色用語「X」

XX(ダブルエックス)(Jeans用語)
エクストラ・ヘヴィーの略。 リーバイスの最上級デニムを使用して作られたロットナンバーの最後に付けられていた記号。 リーバイスのパッチ表記については、1966年にこんな記号はなくても最上級デニムを使っていると言う上層部のお達しにより消滅となった。 コーンミルズ社のXXデニムは1983年に納品が終了した。それ以降の耳なしデニムはXXX(トリプル・エックス)デニムと分けられている。

X線検針
異物の見落としを極力すくなくするため、X線画像からも異物検出を行うこと。

染料・染色用語「Y」

Yシャツ
white shirt(ホワイトシャツ)がなまったものといわれ、スーツのインにネクタイをして着用するシャツの事。ドレスシャツもしくはカッターシャツとも呼ぶ。

染料・染色用語「Z」

Z燃り
上撚りの方向によって、左撚り(Z撚り)と右撚り(S撚り)に分けられます。

染料・染色講座 上級編 目次

 

染色にも料理にも大事な「レシピ」

 染色処方とは料理のレシピみたいなもの。

 

染色試験器具について

「はかり」・「鍋」など染色に必要な道具について解説しています。

 

染色でつかう単位

「浴比」・「%」などについて分かりやすく図解で解説しています。

 

染料の計算

実例だけでなく簡単に計算できる「染料自動計算フォーム」もあります。

 

染色試験の計量方法

微量の染料を誤差なく計量する方法について解説しています。

 

染色処方の見方

「折れ線グラフ」ぽい染色処方(レサイプ)の見方を解説しています。

 

カラーマッチング

「色あわせ」とも呼ばれる本番染色前の重要な作業について。

 

混色の理論

色の彩度を下げる?混色とは?について図でわかりやすく解説しています。

 

いろんな素材を黒染め比較してみた

綿や麻やウール。色の付き方、縮み方。

 

繊維の種類

各種繊維・テキスタイル(織物)の分類一覧表を掲載しています。

 

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