CIE-Lab
- L* : 24.55
- a* :2.43
- b* : 28.28
Munsell (JIS Approximate)
緑みを帯びたくすんだ茶色。少し暗めのオリーブ色です。媚を売るような艶っぽい色、粋な色として江戸時代に流行った色です。
「茶」は、色彩学的には「オレンジ」が暗くなった色になります。
実際は、オレン ジを中心に暖色系の色(赤・オレンジ・黄)が暗くなった色みの総称として使われています。
◇落ち着き・温和・安心感・安定感・充実感・成熟・堅実・包容力・伝統・保守的・地味・ストレス・不完全燃焼 「茶」は「土、樹木、枯葉」など自然をイメージさせる色。
大地の安定感が、安心や温もりを感じさせてくれます。
木の文化を持つ日本で「茶」は、障子・ふすまの枠・床や家具など、インテリアの中心の色にもなることも多いです。
充実感を持っている・気持ちが安定している・くつろぎたい・安心感を求めて いる・気持ちが頑なになっている・不完全燃焼の何かがある。
・暖色系「赤・オレンジ・黄」から暖色系(暗い)「茶」へ
ここまで、意欲的に行動し、様々なことにチャレンジしてきたのではないでしょうか。
でも今、一段落して、その「充実感」や「安心感」に浸っているのかもしれません。
あるいは、頑張ってきたけれど「まだ不完全燃焼の何か」や「ストレス」がある可能性もあります。
・寒色系「青」や寒色系(暗い) 「紺」から暖色系(暗い) 「茶」へ
これまでは、自分にも他者にも厳しくする必要があったのかもしれません。
けれど今、「やっと安心できる」「今は、ゆったりした気分で過ごしたい」と感 じているのではないでしょうか。
ゆったりとくつろぎたい・気持ちを安定させたい・堅実に取り組みたい・誰かとじっくり話がしたい・充実感を持ちたい。
身近に取り入れることで、自分自身の心の安定にもつながりますし、周囲に安 心感や包容力のある印象を与えます。
落ち着きが欲しい時に、洋服の一部や小物に取り入れてみましょう。
ただし、「茶」を身につけると、大人っぽくなる半面、老けた印象になることもあります。
大人の場合、顔の近くに「茶」を持ってくる と肌がくすんで見えることがありますので、位置や分量を考えながら取り入れましょう。
心を落ち着かせてくれる色です。
インテリアに取り入れるとリラックスできます。
ベージュと合わせて使うのも良いです。
けれど、ずっと「茶」や「ベージュ」だけに囲まれていると、落ち着き過ぎて活動するパワーが減ってしまうこ とがあります。
元気になったら、明るい色、鮮やかな色も取り入れるようにしてください。
※この色の心理効果 参考資料
佑貴 つばさ著 「色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理」