CIE-Lab
- L* : 37.84
- a* :-2.34
- b* : -11.27
Munsell (JIS Approximate)
江戸期から、流行り色になり、「四十八茶百鼠」といわれるほど鼠色が表されました。単なる鼠色は素鼠(すねずみ)といわれました。その他にも、茶鼠(ちゃねず)藍鼠(あいねず)利休鼠(りきゅうねず)など、多くの色名が生まれました。丼鼠色はやや濃いめの鼠色を指します。
「白」「グレイ」「黒」は色みを持たない「無彩色」に分類されます。
無彩色の中で一番明るい「白」と一番暗い「黒」の間に、明るさの異なる無数の「グレイ」のグラデーションが並んでいることになります。
「グレイ」は、明るさの度合いによって印象が大きく変わる色でもあります。
◇ニュートラル・柔軟・落ち着き・シック・控えめ・中立・あいまい・不安・迷 い・無気力・あきらめ・憂鬱・地味。
「グレイ」を部屋着など、リラックスしたい時に身に着ける方も多いのではないで しょうか。
「グレイ」は、身近にある色かもしれません。
ニュートラルな状態でいる・控えめでいたい・リラックスしたい、力を抜きたい・疲れていてエネルギーが足りない、気力が無い・体調がすぐれない・不安がある・迷いがある。
・「有彩色」(色みを持つ色)から無彩色「グレイ」へ
これまでは、さまざまなことに興味を持ち、動いてきたのかもしれません。
でも今は、何かに没頭するよりも「ニュートラルな状態」でいたいのではないでしょうか。
または「不安や迷い」があるのかもしれません。
少し疲れて、気力が低下している可能性もあります。
・無彩色「白」から無彩色「グレイ」へ
この間まで「緊張しながら取り組んでいる何か」があったのかもしれません。
でも今「肩のチカラが抜けた状態」なのではないでしょうか? あるいは以前から、新しい何かを始めたいという願望がある一方、踏み出すのには「不安や迷い」があり、「今は、まだ決断したくない」のかもしれません。
(少しの間)力を抜きたい・平常心を保ちたい・目立ちたくない、存在感を消した い・中立でいたい、ずっと「オン」の状態で気持ちが張りつめていて、ニュートラルな心に戻した い時。
「グレイ」を、洋服や小物などで身近に取り入れてみましょう。
心と体を 「オフ」の状態に近づけることができます。
けれど、いつも「グレイ」を身に着けたり、部屋の中にも常に「グレイ」が多かったり。
「グレイ」だけに囲まれて生活していると「人と会いたくなくなる」 「やる気をなくす」「不安な気持ちになる」ことがあります。
「決断できない」こと にもつながりやすいです。
「鮮やかな色」の刺激も、時々自分に与えてあげましょう。
オンとオフのメリハリを、色でもつけるようにしてください。
※この色の心理効果 参考資料
佑貴 つばさ著 「色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理」