CIE-Lab
- L* : 29.1
- a* :61.14
- b* : -53.24
Munsell (JIS Approximate)
菫色(すみれいろ)とは、菫の花の色からきた色名でやや青みの濃い紫色のことです。菫の花は万葉の時代から愛されており、その色名も平安時代から使われていましたが、明治期に改めて流行しました。
「紫」は「中性色系」に分類されます。
ただ、心のエネルギーの方向は「青」などの寒色系に近く「自分の内面に気持ちが向いている時」に惹かれることが多い色です。
◇癒し・再生・優しさ・繊細・高貴・成熟・神秘的・芸術的・疲労感・葛藤・ストレス・憂鬱・不調 「紫」は、「暖色系の赤」と「寒色系の青」が混ざった色です。
様々な表情を見せ、多様なイメージとつながる複雑な色といえます。
心や身体の疲れから回復していく過程・優しい気持ち・繊細な気持ち・自分の 感性を大事にしたい・自分を高めていきたい・葛藤がある・疲れていて癒された 心身が回復していく時に惹かれることが多い色です。
「赤」と「青」が混ざっている色。
「赤」など暖色系の色が交感神経を、「青」など寒色系の色が副交感神経を優位にすることが、生理学の分野であきらかになっています。
それで、人が再生していく時に、交感神経と副交感神経のバランスを取ろうと「紫」を本能的に選ぶのではないか、という考えもあります。
・暖色系「赤・オレンジ・黄」から中性色系「紫」へ
これまでは、意欲的に動き、忙しくしてきたし、周囲の期待に応えようと頑張ってきたのかもしれません。
でも今、「自分自身に優しくしたい」「もっと自分の感性を大事にしたい」と感じているのではないでしょうか。
・無彩色「黒・グレイ」や寒色系の「青」から中性色系「紫」へ
少し前に、体調や心のバランスを崩してしまった、または、辛い出来事、悲しい出来事があったのかもしれません。
でも今、癒されて「回復する、再生する過程」にいるのではないでしょうか。
癒されたい・心身の不調から回復したい、再生したい・悲しみから立ち上がろうとしている・精神的に豊かでありたい・芸術的センスをまといたい
特に「明るめの紫」は、癒しや優しさのイメージにつながりやすい色みです。
心と身体が上向きになっていく過程で「明るめの紫」を身近に取り入れてみましょう。
癒しにつながり、心と身体が再生する後押しをしてくれるでしょう。
紫の反対色である「明るい黄」と組み合わせて取り入れるのも良いです。
芸術的なセンスを磨きたい、独創性を高めたい時にも、紫のイメージがチカラ を貸してくれます。
洋服の一部や身近な小物などに取り入れてみてください。
※この色の心理効果 参考資料
佑貴 つばさ著 「色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理」